生ビールの触感
こんな夢を見た……。
おれは、とある居酒屋に入った。
畳敷の大広間のような。
そこに、座卓がいくつか規則正しく置いてあった。
これはどうやら大昔、行った居酒屋「夕やけ小やけ」がベースのようだ。今でもその店があるのか存じしない。
客はおれの他に、おれよりは若そうな女ふたり、それとは別に、おれと同世代くらいの、ちょっとおしゃれな感じの男が独りで呑んでいた。
おれは、女たちに軽く声をかけたあと、その男の向かいに座る。
なにかそいつと話すことがあったような気がした。
といっても、学生時代の友人でもないし、なんとなく芸能人ぽくもあったけど、誰だか思い出せない。
男はレモンサワーだかを呑んでいたみたい。おれは生ビールを注文する。
この夢の中ではおれはまだ禁酒していないらしい。
そいつと乾杯して少し呑んだ。
特にうまいとも思わなかったし、酔いもしなかった。
おれはそいつと歓談し、それも終えると、また街中に消えていった。
特にオチも何もないんですがね。
ただ、ビールの夢を見たからって、飲酒欲求がまた鎌首もたげてきた、ってこともないです。
いや~、わからんぞー、シャバに出てみなきゃ、と、わたしの心の声がイヤなことを言う。
いや、否! 今度こそ死ぬまで断酒じゃ! あるアル症の決意!
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