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交代するように

 こんな夢を見た。……。
 またしても、にぎやかな、どこかの駅前通りか、おれは独りで歩いている。床屋さんだか美容院に寄った後で。
 それを、向こうから歩いてきた女性が、おれにすれ違いざま声をかけてくる。
「あら、ピキューちゃんじゃない?」
 相手をよく見ると、元芸能人のエム・アイさんだった。
 某大手飲料水(ビールなども有名)メーカー、キャンペーンガール出身の。
 その後、某大手娯楽産業社長と、結婚し、芸能界も引退した。
 某巨大掲示板に、よく書き込みをしてた一人の男を主人公にした、ドラマのヒロイン役もしたことのある彼女だった。
 どうも、おれと彼女は昔からの知りあいだったらしい。現実にはそんなことはあり得ないのだが、まあそれは夢の世界、ってことで。
「やあ、きみだったか。ひさしぶりだねえ」
 と、おれも自然に返す。
「ね、せっかく会ったんだから、デートしましょ。なにかごちそうしてよ」
 と、彼女もけっこう積極的に言いよってくる。
「そうだね。しかしなあ、今おれ、おカネそんなにないのよ。いったん家、帰ってちょっとおカネ取りに行ってくるから、何時何分かに待ち合わせしよう」
「いいよ」
「わかった。ところで、きみのことは、なんて呼べばいいかな? 下の名前でいいのか、それとも旦那さんの名字で呼べばいいのか、な?」
「そんな野暮なこと聞かないの!」
 と、彼女は笑いながらおれに軽く、ヒジテツをくらわす。その笑顔は、大げさだが、この世のものとは思えないほど美しかった。
 おれは「あイタ」と返しながらも、しかし、きみの元熱狂的ファンが目ざとく見つけて、しかもおれが下の名前で呼んでたとしたらよけい本人だと確信するんじゃねーの、と思ったが、いらぬ心配だったかもしれない。
 で、彼女との約束を実行するために、おれは大急ぎで自宅に戻り、お金を持つと、約束の場所へ。
 しかし彼女は、時間になっても来ない。
 しばらくそこで待っていると、またもおれに声をかけてくるやつがいた。
「やあ、アニキやおまへんか!」
 それは、ある事情により芸能界から姿を消した、某超大物関西系芸人さんであった。
 おれはもちろん芸能界に入ったことなどないし、それにこの人はおれよりだいぶ歳上なのだが、なぜこのひとにおれごときが「アニキ」と呼ばれるのかわからないが、まあそれは何でもありの夢の、以下略。
「おお、なんだおまえか」
 と、おれもふつうに、というかむしろつっけんどんに返す。
「なんだおまえか、は、おまへんやろ」
 と、かれも笑いながら、
「どうです、せっかく会えたついでに、どこかで一杯ひっかけませんか? もちろんアニキのおごりで」
「そうだな、じゃあ行くか」
 彼女との約束を反故にするかたちで、未練がましかったが、それでもおれはかれと一緒に歩きだした。
 そんなところで目がさめた。
 有名人が夢の中に出てくるというのは、その夢を見てる人の虚栄心のあらわれだという意味と、有名人のパワーをもらう吉夢という意味が夢占いの本に書いてあったと、以前にも書きましたけど、どっちなんでしょうな。今回に出てきた二人とも、もう芸能界にいませんからね。
 でも、あれこれ解釈を考えるのも、また一興かと思います。ブログのタイトルが「アレコレ雑記」というぐらいですから。
 お粗末でした( ´艸`)
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プロフィール

ピキュー

Author:ピキュー
FC2ブログへようこそ!
当方、平々凡々の、バツゼロ中年男です。
アルコール依存症です。左利きです。

 読書、映画鑑賞、散歩(スロージョギング、簡易(?)スクワット含む&エアなわとび)、宗教、競馬研究(専門紙名にあらず)等、型にはまった趣味しかありません。
マンガ全般、それと、もともと好きだった、ハードではなく、ソフトな感じのSF、ミステリー、実話怪談などが多いですかね。それと、自己怪談&SF (そんな日本語あるのか?)? 夢日記を、物語風に書くこと。宗教といっても、特定の宗教に肩入れはしません。職業、スリーサイズは、ヒ・ミ・ツ!うふ。気持ちわる!
 
こんなところかな。よろしくお願い申し上げます。

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