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サプライズ同窓会?

 夢。

 家には、まだ荷造りを解いていない大きな荷物がわんさとあふれかえっていた。あらためて、わたしら家族がその家に引っ越してきたらしい。家は中古っぽく、築年数もけっこう経ってるようだった。

 家人に言われ、今日が自分の同窓会だったことを思い出す。卒業以来、もう何十年もやっていない。いや、何度かやっていたのかもしれないが、わたしがただ単に呼ばれなかっただけなのかもしれない。

 わたしはおもむろにケータイ電話を取り出し、友人(だったヤツの)エルに、電話をかける。

 つきあいも卒業以前に切れていたし、いっさい連絡も取り合わなかった間柄だったが、なぜかわたしには電話番号がわかり、電話する気になった。

「今日の同窓会、きみは参加するのか」
「するよ」 
「おれもなんだ」
「本当かい? ずいぶんひさしぶりだねえ。現地で会えるのを楽しみにしているよ」
「ゲンチ? ああそうか、きみは卒業してからしばらくして、かなり遠くに引越したんだっけか」

 とりあえず電話を切る。それにしても年月はヒトを気さくにさせるものだ。
 前はもっととっつきにくくて、わたしはどちらかというとキライだった。 

 電話中にも運転していた車が(夢の中なのでこの程度の違法行為は勘弁してね)j自転車になったりをしながらをくり返し、ようやく自宅近くの同窓会会場に着く。はて、わたしは今までどこに行っていたのだろうか?

 そんなことはともかく、自宅近くのはずなのだが、なぜかそこは「峠の茶屋」のようなところであり、みしった顔2、3人と一緒に、笑福亭ツルベ師匠と萩本欽一さんがいた。

 季節はずれの桜吹雪が、その小さなお店のバックをあざやかに彩っていた。

「今日はみんなにお小遣いねだられるかと思って、多めにお金持ってきたで」
 ツルベ師匠が笑いながら言う。
「いやあ、師匠にたかるようなずうずうしくも度胸のあるやつは一人もいませんよ」
 わたしも笑いながら言葉を返す。
 萩本さん、いやキンちゃんは、そんなやりとりをニコニコしながら聞いていた。タバコをくゆらせていた。

 しかしこの超大御所おふたりが、なぜわたしごときの同窓会に参加するのか、ありがたいけどよくわからなかった。
 幹事役の奴が呼んだのだとしたら、
「良い仕事しましたねえ~」

 と、某鑑定士ばりにねぎらってやりたかった。(完)

 ……ツルベ師匠が夢に出てきたのは、覚えてる限りこれで2回目です。キンちゃん(気安くてすみません)は(夢の中で)見たことあるような気もするんだけど、あまり覚えてないなあ。

 あこがれの人ではありますが、おふたりとも。
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プロフィール

ピキュー

Author:ピキュー
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当方、平々凡々の、バツゼロ中年男です。
アルコール依存症です。左利きです。

 読書、映画鑑賞、散歩(スロージョギング、簡易(?)スクワット含む&エアなわとび)、宗教、競馬研究(専門紙名にあらず)等、型にはまった趣味しかありません。
マンガ全般、それと、もともと好きだった、ハードではなく、ソフトな感じのSF、ミステリー、実話怪談などが多いですかね。それと、自己怪談&SF (そんな日本語あるのか?)? 夢日記を、物語風に書くこと。宗教といっても、特定の宗教に肩入れはしません。職業、スリーサイズは、ヒ・ミ・ツ!うふ。気持ちわる!
 
こんなところかな。よろしくお願い申し上げます。

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