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ねとられる夢

 夢。
 詳細はほとんど忘れたが、ケーと、キミー(過去記事「なあ、Kよ」「泣く女」参照ください)が出てくる。

 わたしは、何かしら用があって、キミーとの待ち合わせの約束を、やむなくキャンセルしてしまった。
 すると、そばにいたケーが、妙にニヤニヤして、
「じゃあ、代わりにおれが会ってきてやるよ」
 と、言い出す。わたしがどう答えていいかとまどっているうちに、ヤツはさっさと姿を消す。(ケーと彼女は実際に面識はない) 

 しばらくして(時間の経過はわからない。)わたしが彼女に会うと、変によそよそしい。
「どうしたの? ケーと会ったんだって?」
 彼女はなぜか顔を赤らめ、わたし、あのひとのこと好きになっちゃったみたい、あのひとと結婚するかも、と、わたしにとっては、とんでもないことを言い出す!

 次の瞬間、彼女とケーが入れ替わる。
「わりーな、ピキュー。おれ、彼女いただいちゃったぜ♪ なんせ、アッチの相性もバッチシだしよ。ヘヘヘ」
 ! なんだとコノヤロー! なにがヘヘヘだ! 嫉妬の怒りに狂うわたし。
「ケッコウなお味でしたわ。オホホ」
 そう、まるで筒井康隆氏の「肥満考」の作中人物のようなセリフを吐くケー。つづけて、
「おれたちの新居にはあそびに来なくていいからよ。ま、もっとも教える気もないがね。はい、サイナラサイナラ、サイナラ」 
 おまえは故・淀川長治氏か!
 身をひるがえし、笑いながら逃げ出す。
「待て! テメー、このドロボー猫!」(そんなかわいいものでもないのだが)
 追いかけたが、深い森の中に入ったところで見失ってしまった。

 嫉妬の炎と裏切りに、すぐそばにあった大樹にすがりつき、悔し涙を流すわたし。
 樹が、慰めてくれるように、風に枝葉を揺らせていた……(完)

 ……目が覚めて「ああ、夢でよかった」と思わせるような悪夢は、現実のありがたさを教えてくれるようで、たまに見るのも良いのかもしれませんね。
プロフィール

ピキュー

Author:ピキュー
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当方、平々凡々の、バツゼロ中年男です。
アルコール依存症です。左利きです。

 読書、映画鑑賞、散歩(スロージョギング、簡易(?)スクワット含む&エアなわとび)、宗教、競馬研究(専門紙名にあらず)等、型にはまった趣味しかありません。
マンガ全般、それと、もともと好きだった、ハードではなく、ソフトな感じのSF、ミステリー、実話怪談などが多いですかね。それと、自己怪談&SF (そんな日本語あるのか?)? 夢日記を、物語風に書くこと。宗教といっても、特定の宗教に肩入れはしません。職業、スリーサイズは、ヒ・ミ・ツ!うふ。気持ちわる!
 
こんなところかな。よろしくお願い申し上げます。

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