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哀愁(?)のバレンタイン

 そうそう、今日はバレンタインデーでしたな。そういえば、また、マヌケな過去を思い出したんで、ひとつ。

 小学校五年生のときだったかなあ。クラスメートの女の子たちが、学校が終わって夕方ごろ、自宅の前で待ち伏せしてたんですよ。

 ああ、そうか。今日はバレンタインデーだったな。いやはや、おれも捨てたもんでもないのう、モテモテのピキューちゃん!

 なんて、うぬぼれてたら、女の子たちのうちのひとりが代表するように、
「ピキューちゃん、ごめん。エムくんの住所知らない?」

 とか抜かしやがりました!
 エムというのは、当時クラスでわたしがいちばん仲良くしていたヤツで、わたしもエムもひょうきん者で通ってたんです。

「かれなら、今さっき死んだよ。D川に身を投じて……」と、泣きまねをして冗談を飛ばすわたし。
 D川というのは、近くを流れる小さな川なんです。底がとても浅い川なので、飛び込んだところで死ぬような川じゃないんですけども。

 おもしろがってくれましたが、それだけでは引き下がらず、なおもしつこく聞いてくる彼女たち。
「知らネーよ! 自分たちで調べな!」
 いい加減うんざりして、そのまま自宅に入りました。

 一時間ぐらいしたあとだったかなあ、呼び鈴が鳴り、出てみるとまたも彼女たち。

「ね。教えてよ、エムくんの家」
 あ~しつこい!(本当は知ってるけど)
「知らないっていってんだろ! 大体きみらおかしーだろ! おれの住所は知ってて、何であいつんちはしらねーんだよ? 電話緊急連絡網とか配られて知ってるはずだぜ。イヤミか、それでなきゃ、ただ単におもしろがってやってんのかよ? ふざけんな! そんな遊びにいつまでも付き合ってらんねーよ!」

 と、どなるように言い、ドアを閉めました。その女の子たちの中にわたしの好きだった子もいたから、なおさらだったんです……。

 あ~あ、バレンタインデーなんかくそ食らえ! 製菓会社の金儲けの手段に過ぎネーじゃネーかよ! (って、うそです。べつにそこまで憎悪しているわけじゃありません) 製菓会社の方で、これを読んでくれたとしたら、本気にしないでくださいね。

 ちなみにタイトル、最初、
「ハートブレイク・バレンタイン」
 にしようかと思ったんですけど、それだと、江口寿史先生の「ストップ! ひばりくん」のパクリになっちゃうかもしれないので、ちょっと変えました。ドーデもイーよ、そんなことは!ってか? 毎度失礼しました(笑)
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プロフィール

ピキュー

Author:ピキュー
FC2ブログへようこそ!
当方、平々凡々の、バツゼロ中年男です。
アルコール依存症です。左利きです。

 読書、映画鑑賞、散歩(スロージョギング、簡易(?)スクワット含む&エアなわとび)、宗教、競馬研究(専門紙名にあらず)等、型にはまった趣味しかありません。
マンガ全般、それと、もともと好きだった、ハードではなく、ソフトな感じのSF、ミステリー、実話怪談などが多いですかね。それと、自己怪談&SF (そんな日本語あるのか?)? 夢日記を、物語風に書くこと。宗教といっても、特定の宗教に肩入れはしません。職業、スリーサイズは、ヒ・ミ・ツ!うふ。気持ちわる!
 
こんなところかな。よろしくお願い申し上げます。

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