冒とくのカレーパン?
いくつか前の回の記事<ヨーロッパの中心で…>の後日談。
……イギリス旅行から帰国して数年後のこと。
その夜、わたしとアールは、ゼットも交えて三人で遊びに行こうとしました。
アールが車を出してくれて、二人でゼットを迎えに行きました。
ゼットに自宅のそばで、かれが出てくるのを二人で待っていると、少しふらついた足取りのゼットが、歩いてきました。
「やあ、悪いな、迎えに来てもらっちゃって」
そう言って、かれがアールに少し顔を近づけたとき、やにわにアールが苦悶にゆがめた顔をして、悲鳴をあげるように言いました。
「クセー! オメーいったいナニ食ったんだよ! すっげークチクセーぞ!」
ゼットがいいわけがましく、
「そうか? さっきカレーパン食ったからなあ」
「バカヤロ。カレーパン食っただけでこんなに臭くなるわけないだろ! オメー、そりゃカレーパンに対する冒とくだよ! おれだってカレーパン好きなんだからなあ」
と、アールが怒ってるような笑ってるような表情で返します。(ちなみに自分も同感です)
そこでわたしも口をはさみ、
「そーいやゼット、おまえってさ、たまにシャケ缶が腐ったような、なまぐさい臭いがするときがあるぜ(笑)」
「いや、こいつの場合、シャケ缶つーよりマグロ缶の腐ったような感じだろう」
と、どっちでもいいようなことを、アールも言いました。
オチも何もないんですが、ちょっとマヌケな会話だったんで思い出したんです。
……「ノンノン。(否定の意) インド人カレーパン食べないヨ」
(こち亀より。インド人のお金持ちのセリフ!)
そういや、連鎖反応で思い出したことがありました。
「続…」に出てきた彼女と、浅草寺に行ったときとは別の機会に、彼女の働くお店のそばにあった、インド人経営のカレーショップに入ったことがありました。
そこで注文したのは、カレーはもちろん、あとカレー風味の手羽先みたいなのと、ナンだったでしたかね。なかなかの美味でした。
たしかにカレーパンはなかったように覚えています(笑)
あ、そうそう。この記事とは直接関係ないんですけど。
この三つ前の記事だったかな、筒井康隆先生の作品名「チューリップ…」ではなくて、「しゃっくり」だったかもしれません。
ちょっと今、手元になくて未確認です。
まちがえてたら失礼ですもんね、先生に対しても、ファン(わたしも含みます)に対しても。
……イギリス旅行から帰国して数年後のこと。
その夜、わたしとアールは、ゼットも交えて三人で遊びに行こうとしました。
アールが車を出してくれて、二人でゼットを迎えに行きました。
ゼットに自宅のそばで、かれが出てくるのを二人で待っていると、少しふらついた足取りのゼットが、歩いてきました。
「やあ、悪いな、迎えに来てもらっちゃって」
そう言って、かれがアールに少し顔を近づけたとき、やにわにアールが苦悶にゆがめた顔をして、悲鳴をあげるように言いました。
「クセー! オメーいったいナニ食ったんだよ! すっげークチクセーぞ!」
ゼットがいいわけがましく、
「そうか? さっきカレーパン食ったからなあ」
「バカヤロ。カレーパン食っただけでこんなに臭くなるわけないだろ! オメー、そりゃカレーパンに対する冒とくだよ! おれだってカレーパン好きなんだからなあ」
と、アールが怒ってるような笑ってるような表情で返します。(ちなみに自分も同感です)
そこでわたしも口をはさみ、
「そーいやゼット、おまえってさ、たまにシャケ缶が腐ったような、なまぐさい臭いがするときがあるぜ(笑)」
「いや、こいつの場合、シャケ缶つーよりマグロ缶の腐ったような感じだろう」
と、どっちでもいいようなことを、アールも言いました。
オチも何もないんですが、ちょっとマヌケな会話だったんで思い出したんです。
……「ノンノン。(否定の意) インド人カレーパン食べないヨ」
(こち亀より。インド人のお金持ちのセリフ!)
そういや、連鎖反応で思い出したことがありました。
「続…」に出てきた彼女と、浅草寺に行ったときとは別の機会に、彼女の働くお店のそばにあった、インド人経営のカレーショップに入ったことがありました。
そこで注文したのは、カレーはもちろん、あとカレー風味の手羽先みたいなのと、ナンだったでしたかね。なかなかの美味でした。
たしかにカレーパンはなかったように覚えています(笑)
あ、そうそう。この記事とは直接関係ないんですけど。
この三つ前の記事だったかな、筒井康隆先生の作品名「チューリップ…」ではなくて、「しゃっくり」だったかもしれません。
ちょっと今、手元になくて未確認です。
まちがえてたら失礼ですもんね、先生に対しても、ファン(わたしも含みます)に対しても。
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