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しゃべる坊主とタバコ

 夢。 
 どこかの、広い庭を持つ、仏教系の寺院。そこに大勢の人たちと、わたしはいっしょにいた。周辺には、いくつものお墓もある。

 そこの住職であろう、ひとりの年配の坊さんがいて、その男の講義(お講?というのだろうか)を、われわれが聞いている、というわけ。

 男は楽しそうにしゃべっていたが、聞いているほうは退屈で、わたしも含めてみな、そんな表情をしていたように記憶している。

 聴衆は老若男女さまざまだった。
 講義の内容はほとんど忘れたが、男の歯が、生えたての幼児のように小さかったのを、妙に覚えている。

 終焉を迎え、みな席を立とうとしたあたりで、わたしは急にタバコが吸いたくなり、一服つけ、灰を携帯用灰皿に落とす。

 それを見ていた旧友のアール(実名のイニシャルとは関係ありません)が、感心したように、
「へ~、おまえ、ポケット灰皿なんか持ってんだ? えらいね」
 と言う。
 べつにほめられるほどのことではないと思うが、こいつは、超すっ短気になるところもあるので、余計なことは言わず、だまって笑っていた。
 ちなみにかれは、ヘビースモーカーだった。
 おそらく今でもそうだろう。

 タバコくさい息と、酒くさい息では、はたしてどちらが罪ぶかいだろう……と、くだらないことを考えてるわたし。(完)

 ……夢に坊主が出てくるのは、近親者の死を暗示している場合がある、という解釈もあるそうです。
 確かにそういったことが、遠い過去に一度だけありました。

 でも、それ一度だけですからね。いちがいにそうとも言い切れません。

 そういえば、ブッダが夢に出てきて、その講義を大勢の聴衆とともに聴いていた、ということもありました。
(カテゴリ「異国の女の子とは」内の「ブッダとジーザス? ACT2」で、その女の子に語った夢とは、別物です)

 おそらく、手塚 治先生の「ブッダ」を読んだ影響もあるかと思います(笑)
 あの漫画は、とてもおもしろかったし、とても勉強になりました。

「……ブッダは、大自然のどこからか、この教えのゆく末を、いつまでも見守っていることだろう」(コミック、エンディングより、抜粋)

「漫画の神様」が「ブッダ」を描く、というのはすごく理にかなってますね、って、そーゆー問題じゃねーだろ!ってか? 毎度、失礼しました。
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プロフィール

ピキュー

Author:ピキュー
FC2ブログへようこそ!
当方、平々凡々の、バツゼロ中年男です。
アルコール依存症です。左利きです。

 読書、映画鑑賞、散歩(スロージョギング、簡易(?)スクワット含む&エアなわとび)、宗教、競馬研究(専門紙名にあらず)等、型にはまった趣味しかありません。
マンガ全般、それと、もともと好きだった、ハードではなく、ソフトな感じのSF、ミステリー、実話怪談などが多いですかね。それと、自己怪談&SF (そんな日本語あるのか?)? 夢日記を、物語風に書くこと。宗教といっても、特定の宗教に肩入れはしません。職業、スリーサイズは、ヒ・ミ・ツ!うふ。気持ちわる!
 
こんなところかな。よろしくお願い申し上げます。

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