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わたしの「天国列車」?

 最終的には、夢と現実の境界線があいまいになったような夢だった。

 ……ここのところ、ときどき、夢に登場人物として現れる、他界した友人が出てくる。

 おれは、かれと、なにかの研究所のようなところで会い、少し話してから、おれの運転する車で出かける。

 酒も飲んでいないのに、なぜか酔っ払ってるような感覚になり、首も思うように動かせなくなって、運転しづらいことったらなかった。それでもなんとか運転しているうちにおれの症状も治まっていった。

 山あいの小さな鉄道の駅前ロータリーにたどり着く。のどかなところだ。見覚えがあるような気がするのだが思い出せない。

 ここでかれと別れたような気がするのだが、判然としない。あるいはここでかれが列車に乗り、天国へと帰っていくのを見送るために送ってきたのかもしれなかった。

 かれは終始にこやかだった。おだやかで平穏なムードだった。おれもいっしょに天国への列車に乗って行きたい、と思わせるほどに。

 と、ここでいったん目がさめた。おれはトイレに立とうと自室の前を通るが、なにやら子猫のかわいらしい鳴き声が聴こえてくるではないか。
 猫は好きだが、飼ってはいない。

「なんだ、入り込んだのか」

 カーテンをめくると案の定、親子であろう二匹の猫が出てきて、開いていた玄関から逃げ出していった。
 入れ替わるように、みしらぬ、妙に愛想のいい男が入り込んでくる。
「いやあ、申しわけないです。うちの猫がおたくに入り込んでしまって」

 ずうずうしいヤツだが、なぜか憎めなかった。やつの家族も入り込んできて、なにやら人のうちでワイワイ騒ぎ始める。
「なんじゃ、こいつらは!」なかばあきれるおれ。

 ……、と、これも夢だった(完)

 この「二段式」の夢で思い出した作品を二つ。星新一先生の、書名は忘れてしまったんですが「三段式」……、それと、藤子・F先生の「エスパー魔美」収録の、これもタイトル失念してしまったんですが、魔美のボーイフレンド「高畑くん」をライバル視するクラスメートと、その亡父の話。

 あの話は良かったですねえ。魔美の超能力がそうさせたのか、それとも優しかった父親が息子を気遣って、本当に天国から降りて会いに来てくれたのか、最後までファジーなところが良かったです。

 わたしと、亡くなったその友人と、ほんの少し似ているものがありました。
 ここはぜひとも、BGMはストリートスライダーズの「天国列車」それと、レッド・ツェッペリン「天国への階段」でお願いします、ってわしは誰にたのんどるんじゃ!ってか?

 ちなみに天国(へ)の扉」って曲もありましったけね? よくは思い出せないし、仮にあったとしてもその曲は、未聴(?)です。
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プロフィール

ピキュー

Author:ピキュー
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当方、平々凡々の、バツゼロ中年男です。
アルコール依存症です。左利きです。

 読書、映画鑑賞、散歩(スロージョギング、簡易(?)スクワット含む&エアなわとび)、宗教、競馬研究(専門紙名にあらず)等、型にはまった趣味しかありません。
マンガ全般、それと、もともと好きだった、ハードではなく、ソフトな感じのSF、ミステリー、実話怪談などが多いですかね。それと、自己怪談&SF (そんな日本語あるのか?)? 夢日記を、物語風に書くこと。宗教といっても、特定の宗教に肩入れはしません。職業、スリーサイズは、ヒ・ミ・ツ!うふ。気持ちわる!
 
こんなところかな。よろしくお願い申し上げます。

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