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アマゾン川にて……(夢)

 こんな夢を見た……。

 絶海の孤島。いや、その表現は正確ではない。

 ここはアマゾン川。わたしは、なぜか知らねど、テレビかラジオのレポータになって、相棒の女の子といっしょに、周囲が水平線に囲まれた、猫の額ほどの極小の小島にいる。
 
 申しわけ程度に粗末な小屋が建てられていて、その前でふたり、マイク片手に立っている、というていである。他にはカメラもなければ誰もいない。
 
 こんな状況下で、一体なにをレポートしろというのか、誰の指示なのかもさっぱりわからなかった。
 
 そんな自然な疑問も、夢のなか、ということですべて許されてしまう。
 
 ただ、ここがアマゾン川だということだけが、なぜかわれわれには理解できた。

 まわりの、とてつもなく大量の水はにごっていて、見透かすことなどできない。空も同じような色にくもっていた。

 さあ、元気を出して、なにかしゃべらなければ。
 彼女もおそらく同じことを思ったのだろう。
「いやあ、四方八方、水に囲まれ、はるかかなたには水平線! さすがアマゾン川ですねえ!」

 わたしがそう話しかけると、彼女も明るく応じてくれた。
「ホントにそうですね! しかもここは海ではなく『川』ですからね。一生に一度見れるか見れないかの絶景ですね、ある意味」
「まったくです。……しかし、そのうち水の中から、ピラニアやピラルク、アナコンダなんかが跳ね上がったりしてこないでしょうなあ。なんせここはアマゾン川ですから。しつこいようですけど」
「やだ、怖いこと言わないでくださいよ!」
「わたしも自分で言ってて怖くなってきました(笑)」
 
 つぎにわたしは素材な疑問を口にした。
「……ところでわたしたち、どうやってここまで来たんでしたっけ?」
 その記憶だけがポッカリ抜け落ちてて、と、つけたそうとしたが、わたしの言葉を聞いて、彼女の表情が凍ってしまった。

 ひょっとしてわたしの疑問は、この世界のタブー、触れてはいけないものにタッチしてしまったのだろうか。

 ……それをうながすかのように、目がさめた。

 思い出したことがある。

「三途の川」を「悪人」が渡ろうとすると、川幅が急に広くなり、底はとてつもなく深くなる。そして水底には大蛇がひそみ、渡ろうとする人間に襲いかかる、といわれる。

 わたしのゆく末を暗示した夢なのだろうか。
 だとしたら、あの「まぼろしのアマゾン川」で出会った「女のひと」の存在理由はいかなるもの?
 地獄に仏、ならぬ、女神さま? それにしちゃ、それっぽい暗示はなかったように思うのだが。

 ただ、この夢、もう何年も前に見たんですよ。他のかたの「夢占い」のホームページに書き込んだこともありますけれども。なんとなく発作的に、ここに書き直して再録しました。とくに印象が強い夢でもなかったんですけど。

 カテゴリ的に「こんな…」か「…宗教観」か迷ったんですけど、こちらにしました。

 だから、なんだ?ってか? ヌオ!(以下同文)

 ついでに。
「バビロン行き…」最後まで読みきれず、返却日を迎えてしまいました。まあいいや、また借りれば。
「海底二万海里」も何回も借りたことあるしなあ(苦笑)
 と、いいつつ、またユーズド本買ってきちゃいました。

「ダ・ヴィンチ・コード(中)」と「SUDDEN FICTION 2 超短編小説・世界篇」(ロバート・シャパード/ジェームズ・トーマス 編、柴田元幸 訳。敬称略)

「ダ・ヴィンチ」はともかく、もう一冊は、世界中のショートショート、というのが興味を引いたので。 
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プロフィール

ピキュー

Author:ピキュー
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当方、平々凡々の、バツゼロ中年男です。
アルコール依存症です。左利きです。

 読書、映画鑑賞、散歩(スロージョギング、簡易(?)スクワット含む&エアなわとび)、宗教、競馬研究(専門紙名にあらず)等、型にはまった趣味しかありません。
マンガ全般、それと、もともと好きだった、ハードではなく、ソフトな感じのSF、ミステリー、実話怪談などが多いですかね。それと、自己怪談&SF (そんな日本語あるのか?)? 夢日記を、物語風に書くこと。宗教といっても、特定の宗教に肩入れはしません。職業、スリーサイズは、ヒ・ミ・ツ!うふ。気持ちわる!
 
こんなところかな。よろしくお願い申し上げます。

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