なあ、ケーよ。

　今日はこんな夢を見ました。……中学生ころからの（そいつとは小学生から顔見知りではあったんですが）友人だったKが出てきました。

　そいつは、家族揃って、某宗教団体の熱心な信者でした。

　で、私も１９かハタチの時、半ば無理やり入れさせられたんです。

　……私は今現在、世間一般で中年と言われるトシですが、ちなみにそのケーも、私と同い年です。

　今は向こうから一方的に音信不通になって、もう数年経ちます。

　一体、ケーに何があったのか。

　その夢の中で、私は、とあるところで偶然ばったり会って、半ば捕まえるように、彼に問いただしたんです。

「なんで一方的におれと絶交したんだ？　オレの嫌なところが目について、それに耐え切れなくなって、おれの前から姿を消したんだろうけど、それにしたって黙って去ってゆくことはないだろう？　おれにいたらないところ、というかムカつくところがあったら、どうしておれに指摘してからでも、絶交してくれなかったんだ？　おれはそれがくやしい！　それも、人を宗教団体に引きずりこんだまま！」

　誤解のないように言っておきますが、信仰はあくまで自由です。また、信仰を持とうが持ちまいがそれもまた自由です(少なくとも私はそう思っております）

　……。

　まあとにかく、私がそんなふうに問い詰めたら、彼は涙ながらに、みしらぬ第三者に責任をなすりつけ、いいわけに終始していました。

　しかし夢の中では、私も彼のそんな下手ないいわけにもらい泣きしてしまい、ことなきを得てしまったわけです（なんのこっちゃ！）

　夢の創造主である私の潜在意識が、そういうふうにこじつけてしまったというわけなのでしょう。

　奇妙な偶然というべきでしょうか、夢にも久しぶりに出てきた彼の、その日は誕生日でした。

　……尻切れトンボかな？　まあ、なにぶん夢なもので、オチも何もないのは勘弁してください。

　おそまつでした。